不動産用語

帯筋

[あ行]

鉄筋コンクリートの柱の主筋を、水平面で相互に連絡し、圧縮力によって主筋が外に出るのを防いでいるもの。
主筋の組立て配置を確実にするとともに、柱の剪断補強に役立ち、更に主筋の座屈、それに伴うコンクリートのはらみ出しを防ぎ、柱の圧縮強度を増大させる。

親子2世代ローン

[あ行]

住宅ローンのうち、親と子が連帯して債務を負う、民間金融機関による住宅資金融資のこと。
特徴に、親が返済可能な時点まで返済し、子が引き継いで返済することのほか、一般の住宅ローンより返済期間が長いこと、変動金利型であることなどが挙げられる(詳細は金融機関により異なる)。
住宅建設促進策として昭和58年より導入された。(親子)リレーローンと呼ばれる。

オーナーチェンジ

[あ行]

投資用にマンションや戸建て住宅を購入し、その物件を賃貸している所有者(オーナー)が、賃借人の入った状態のまま他へ売却すること。
入居者側からみると家主が変わることになる。 ここ数年、急激に増えているワンルームマンションにこの種の取引が多く、 購入者は新たに入居者を探す必要がないというメリットがある。

オープンハウス

[あ行]

中古住宅媒介のためアメリカ合衆国で考案され、近時わが国でも導入された販売促進手法である。
特定の案内日を決めて、数日前から物件周辺にチラシ等の広告物を配布して売り住宅の存在を告知しておき、当日の一定時間帯に来訪した希望者には自由に物件をみせて反応客の中から買手をしぼりこむ。
即日契約に至らなくとも地域の潜在顧客の掘り起こしを通じて、フォロー営業を進める手掛かりとなる有力な手法として利用される。
オープンハウスについては、宅建業法施行規則6条の2第4号に該当するので、取引主任者を専任させる必要があるとされている。

オープンマーケット

[あ行]

本来は、不動産物件情報を一般に広く公開し、販売者の便宜を図ることであるが、わが国の現状では、不動産流通機構(複数業者による不動産情報の共同処理機関で、会員による物件情報の登録とその伝達が主機能)がいくつか共同し、情報を共有化して市場活動の拡大を図ろうとする方式を指している。

買換え交換特例

[か行]

資産の譲渡にあたり、一定の条件に従い買換え交換をすることにより、所得金額を圧縮記帳すれば課税を避けることができる。この制度が買換え交換特例である。
主なものとしては、

・固定資産の買換え特例、
・ 収用等の場合の代替資産の取得課税特例、
・居住用財産の買換え(交換)特例、
・特定事業用資産の買換え(交換)特例、
・既成市街地等内立体買換え(交換)特例、

・特定の交換分合特例、
・大規模住宅地造成施行地交換特例がある。