不動産用語

SRC

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Steel Reinforced Concrete造の略で、鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。
骨組を鉄骨でつくり、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせてその主要な構造部分をつくる建築方法。
強度に優れ、高層住宅、高層建築物の建設に多く用いられる。

エスクロー

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語源は押印書類の巻物を意味するescroue(古代フランス語)である。
未受渡押印済み証書ともいう。
アメリカ合衆国においてヨーロッパ諸国の移民が持ち込んだ各国の不動産取引商習慣が整理を淘汰され、実務的な取引の安全確保をはかる第三者寄託の制度となって発展し定着したものである。
不動産取引の当事者は合意に達すると取引の一件書類を第三者(エスクローホルダー)へ寄託する。第三者は当事者が寄託した代金や権利証書等を確認し、それぞれの当事者に代わって物件の確認・決済・登記・引渡しを行うことにより、取引の安全と契約履行を確保する制度である。

SPC(特定目的会社)

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Special Purpose Compamnyの略。特別目的会社。
原資産保有者の不動産、貸付債権、リース債権等の保有資産を証券化し、これを投資家に販売することを目的として設立する会社。銀行などから借り入れせずに資金を調達する際に利用する。
登録免許税や不動産取得税の軽減措置が受けられる。

L、U、LU字溝

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道路の側溝を切断面からみた形状によって区分した側溝の呼称。
通常、道路と敷地の境界線には道路面に降った雨水を配水管やマンホール等へ導くため側溝が設けられる。
この側溝は、材料別に分類すると素掘り側溝、石張り側溝、石積み側溝、コンクリート側溝等があるが、わが国で用いられているものは、堅固な点が重視され、コンクリート製の側溝が圧倒的に多い。L型側溝、U型側溝、LU型字溝ともいう。

エントランス

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建物に入る入口。玄関。マンションや大きな複合施設等では、玄関広場を「エントランスホール」ともいう。

沿道地区整備計画

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沿道地区計画で定められた方針に沿って、目標達成のために定められた具体的な土地利用規制のこと。
道路交通騒音の著しい幹線道路に接続する沿道地区では、騒音防止や適切な土地利用を図るために、沿道地区計画を定めることができる。
沿道地区整備計画の区域内では、土地の区画形質の変更や建物を新築する際に、市町村長に対して事前届出が必要となる。